AO入試


各大学のAO入試について説明します
AO入試の面接3
AO入試の面接は、通常の入試の面接よりも時間を割くケースが多いようです。
中には、個人面接で30分以上、グループ面接で1時間以上掛かる事もあります。
こういった場合、大抵は面接内で口頭試験を行っています。

口頭試験というのは、志望動機や将来の展望などのごく普通の質問とは違い、入試を受けた学部、学科、分野に関しての学力を試す為の質問を口頭で行い、それに答えてもらうという形式の試験です。
数式などを図示する必要がある場合もあり、そういった面接では最初から面接室にホワイトボードを入れてあります。

口頭試験は、そこまで複雑な質問をされる事はあまりありません。
時間が限られているので、大抵は数分で回答を示されるような質問です。
例えば、理系の場合は簡単な問題を解かせ、そのプロセスについての説明をさせるなどです。
プレゼン能力を見る事もできるので、こういった形式が多いですね。
文系の場合は、あらかじめ小論文を書かせておき、その回答に対しての質問を行うなどの形式も良く見られます。

この口頭試験の怖さは、緊張にあります。
通常の筆記試験でも、ある程度の緊張はしますが、数分経てば大抵自分の世界に入り込むことができるでしょう。
しかし、口頭試験はそうはいきません。
面接官の目、質問、グループ面接の場合は他の受験生の目などが、緊張を生みます。
よって、平常心で答えることが中々できないのが実状です。
また、そういった状況でどれだけ自分の力を発揮できるのかを見るのが、この試験の目的でもあります。

AO入試においては、しばしばこういったプレゼン能力が重視されます。
それはやはり、自分の意見をしっかり言える人材をAO入試によって見つけたいという大学が多いからでしょう。

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